映画「愛を読むひと」
この映画、良かったという話を聞いて
友達と出かけてた。
単なるラブロマンスと思いきや、
全く意外なほどの重苦しさに、
終わってから、すぐに席を立つのがしんどかった。
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厳格な家庭で育った15歳のマイケルが
電車の切符売りのハンナと知り合う。
ベッドの中で、マイケルはハンナに請われて物語を読み聞かせる。
そんなひと夏の情事も、ハンナが突然姿をくらますことで終わる。
時は流れ、大学生になったマイケルは、
法学部の学生として裁判を傍聴しに行ったとき、
ナチスドイツの戦犯として法廷に立っていたハンナと再会。
ハンナは、自分のプライドのためにあるひとつの事実をひた隠す。
そのプライドを守るがゆえに、
自ら刑を受け入れ、無期懲役となる。
ハンナの過去を知ってしまったマイケルの驚き、
そして彼女の隠す事実に気がついても、
マイケルがそれを口にすることは、
彼女のプライドをずたずたにし、自分の15歳の夏をも暴露することなのだ。
マイケルは、この葛藤をその後もずっと引きずっていくことになる。
マイケルは、刑務所のハンナに、
物語を吹き込んだテープを送り続けるのだった。
それがまるで罪滅ぼしであるかのように。
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ここで「ある事実」にようやく気がついた私(とっても鈍感!)、
衝撃だった。
正しいことをしたと主張するハンナ。
たとえそれがユダヤ人を監視し、死へ追いやる仕事であっても、
それが仕事なのだからと、正々堂々と主張するその悲しさ。
裁判長に「もしあなたならどうしたか」と問う、その戸惑いや苛立ちまで悲しい。
時代に翻弄された女性のひたむきさが、
真実を伝えられずに葛藤する青年の苦悩をいっそう際立たせていた。
重たいテーマを引っ張って、ラストでまた衝撃。
ああ、しんどかった。
でも心に何かずしんと響く重厚さのある作品だった。
機会があれば、原作本も読んでみたい。
ケイト・ウィンスレットの、控えめで抑えがちな演技が光っていた。
公式サイトはこちら
愛を読むひと






















































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